ユニクロ「買ってはいけない冬物ワースト5」。

週刊SPA! によると。

 今回はユニクロの「買ってはいけない冬物ワースト5」をお届けします。パッと見はそれなりに感じるので、ついつい騙されてしまいそうなアイテムもリストアップ!! ショッピングの参考にしてみてください。

▼5位:シームレスダウンロングコート 17900円(+税)

 ユニクロの名作「シームレスダウンコート」。縫製せずに圧着でパーテーションを作っているからこそ、ダウン特有の「モコモコ感」がない。冬になると「マシュマロマンおじさん」が街に出てくるでしょう? 暖かいからとモッコモコのダウンを使ってダボダボとしたスタイルになっているあの姿、私がゴーストバスターズなら退治したいくらいです。

 ユニクロのシームレスダウンは、ダウンのマイナスイメージである「モコモコ感」を極力取り除いたもの。薄手だけども防寒性が高く、縫い目を作らないシームレスにしたことでスッキリさせた名作です。

 しかし、この名作シリーズ、実は3種類あります。一つは一般的なダウンと同じショート丈、もう一つはジャケットの上に羽織っても、裾がコンニチワしないコート同様のセミロング丈、そしてもう一つがこちらのロングコート風のお尻が隠れる着丈。どれももちろん品質は高いのですが……このロング丈のものだけはちょっといただけない。

「ダウンをコート風にロング丈にすれば小洒落て見えるんじゃないか?」というアプローチは大正解だと思いますが、過ぎたるは及ばざるが如し。ダウンはセミロング丈くらいで十分美しい、あまり長くすると機能的なダウンの印象が強くなりすぎて「草野球のコーチ」みたいに見えちゃいます。ぜひ試着してみてください。

「1.元がかっこいい」「2.どんなものもコーディネートできる上級おしゃれさん」以上の条件を満たさない限りはバットとボールが似合うスタイルにしかなりません。何事も適正のデザインというのがあります。やりすぎは禁物です。

▼4位:防風ウォームイージーパンツ(丈短め73cm) 2990円(+税)

 むちゃくちゃ暖かくて冬は快適な防風パンツ。私も雪国生まれですから、このアイテムの重要性は理解しているつもりだし、田舎の実家にはこのパンツを置いてあります(雪かき用)。ただ、おしゃれを気取るなら避けたほうがいいでしょう。

 ウエストをすっきり見せるだとかそれっぽいことが書いてあるし、コーディネート写真でもいかにも「おしゃれ着です」的な見せ方をしているので誤解する人も多いはず。これはおしゃれ着じゃなくて機能着です。

 モコモコのシルエットとスポーティなナイロン素材で、どうしても野暮ったい印象が強くなります。ただでさえずんどうで脚が太い日本人がこういった「モコモコ見える半端なボリュームパンツ」を合わせると、体型の悪さが際立ちます。パンツは細いか太いか、しっかりとメリハリがあるほうが断然使いやすい。コーディネートに自信がない限りは避けましょう。

 ちなみに同じ暖パンシリーズでも「ヒートテックスラックス」は細身シルエットで美しくおすすめ。ユニクロは同じようなアイテムでも、ちゃんと「おしゃれ着」と「機能着」で分けてくれています。ことさらには書いてないので気がつきにくいですが、おしゃれ用途で選ぶならそちらがおすすめです。

▼3位:ボアスウェットフルジップパーカ(カモフラージュ・長袖) 1990円(+税)

 迷彩柄でボア素材でパーカーって、もう「おしゃれ」をどこに置いてきたのか……。こうしたカジュアルな要素は重ねれば重ねるほど子供っぽい印象が強くなります。

 本連載や私の自著『最速でおしゃれに見せる方法』でも、メンズファッションにおいては「ドレスとカジュアルのバランス」が最も重要だと説明しています。ドレス……つまりスーツの要素がどこかに入っていなければ、おしゃれな印象は作れません。

 スーツは無地・黒・細身・ツヤのある素材が多く、またデザインは基本的にシンプル。ゴテゴテとした迷彩柄やフードのあるパーカー、さらにボア素材で「カジュアルに全振り」したアイテムはとにかく使いにくいもの。余程の理由がない限りは避けたほうがいいでしょう。

▼2位:ヒートテックライナーフリースグローブ 1500円(+税)

 グローブは案外、難しいアイテム。レジ脇に並んでいることが多く、パッと見で選んで買っていく人が多いのですが、絶対試着してください。試着して鏡を見れば誰でも理解できるはず……グローブって、思ったより「サイズが重要」なのです。

 市場にある大半のグローブはフリーサイズ、しかしながら手の大きさは身長と同じで人それぞれ結構差がある。すると、グローブは「どんな人でもひとつのサイズで対応できるように」と、かなりブカブカと大きめのサイズになっているのです。指周りは特に顕著。ユニクロのこのグローブをつけてみると、指が太すぎてまるで夢の国のキャラクターのように見えてしまいます。

 手は体の先端部分であり、案外目立つところです。そこに不恰好な太いグローブを入れてしまうと、なんだか体型ももたついて感じるもの。キャラクターなら未熟なスタイルのほうが「かわいい」と評価されるでしょうが、大人の男性なら「野暮ったい」で終わりです。グローブは必ず細身のものを選ぶこと。買う際は必ず試着しましょう。

▼1位:プリントフリースフルジップジャケット(長袖) 1990円(+税)

 今年はボアやフリースがトレンド素材。モコモコと表面に表情のある素材は地味な印象をなくしてくれて装飾をつけてくれるもの。シンプル無地を好む「ノームコア」のトレンドがひと段落した今の時代、こうした素材感が好まれるのは納得できます。

 また同様に今年は無地より柄がトレンドです。シンプルな着こなしに「ワンアクセント」つけて柄を足すのが現代的。あまりにシンプルなスタイルは「かっこいいけど……ちょっと地味」と評価される時代になりました。ここ数年、シンプルな格好が流行りすぎてしまって、だんだん皆飽きてきているのですね。

 しかし、だからといってこの2つのトレンドを組み合わせることもないでしょう。「フリースに柄を入れてトレンド全開だ!」……てバカ! 真っ赤な色と温かみのある柄とモコモコのフリース素材って全部トレンドではあるけれど、さすがに全部合わせちゃったら田舎のおっさんか、浪人生みたいなスタイルにしかなりません。デニムを合わせようとスラックスを合わせようと、ここまでド派手でカジュアルなら無駄な抵抗。どう頑張ってもスタイリッシュにはなりません。機能的にはバッチリだけど、見た目は最悪。「買ってはいけない」の典型です。

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